手相占い事業のイメージリブランディング
Client:KOKONIITA Co.,Ltd.
既存の“占い”のイメージと一線を画すオリジナリティを
プロジェクト概要Project Overview
大型ショッピングモールなどに全国に15店舗を構える、手相占い鑑定会社〈ここにいた〉。
“占い”の響きが持つスピリチュアルで妖しげな固定観念に引っ張られてしまいがちな中、算命学に基づく学問追求型の占いに特化した存在として一線を画した独自のブランドイメージを作りたいというリクエストに応えリブランディング。
2019年の前半の半年間で、店舗の内装グラフィック・サイン、Webデザイン、料金表、などトータルで、ファッショナブルな雰囲気の中に実直さを秘める、知性と感度の高い大人の嗜みを感じさせるシックなイメージにリデザイン。
鑑定士養成学校やBtoB向けにインナービジネスツールも併せて一新。
ブランドアイデンティティが定まったタイミングの年の瀬に新丸ビル屋上階でのポップアップが決まり、こちらはB面なスピンオフ的に遊びを入れた夜店な雰囲気を演出。
課題点Problem
リブランディング前から既に、業界内でカリスマ的な女性トップ鑑定士を有する手相占いとして、ユーザーの口コミ評価が高く、更なるイメージアップという幸先の良いミッションとしてスタート。
一方でビジュアルアイデンティティが定まらない中、占いの妖しげなイメージに引っ張られる現状から脱却し、占いに触れることを当たり前に人にしゃべれるようなポジティブなオリジナルイメージを打ち出すに至っていないことが課題点。
内なるポリシーと市場ニーズのベストマッチングを導くために、業界内ポジション・顧客層・事業構造を具に洗い出しての現状解析から着手。そうした要件定義への道のりに最も厚みを持たせて数ヶ月かけて、デザインコンセプトワークへの道筋を作った。
プロジェクトの過程Project Process
元のデザインが、鍼灸院などに通じる治療的な雰囲気かつ、濃淡がはっきりしたポップなイメージであったのに対し、癒しをイメージさせる点は継続させながら、静かに空気を纏うようなしなやかな見せ方に大きくシフトチェンジ。
複雑な料金表メニューは端的にわかるようなコピーに。
鑑定士養成学校には呼び名がなかったところ、アカデミーという洒落た表現に。